Graduates Voice
卒業生の現在
辻 真木子
学芸員
AP1期生(2015年修士課程修了)
1991年生まれ。中学から大学院まで12年間女子美で学ぶ。マイクロレジデンスの遊工房アートスペースでの勤務を経て、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)学芸員。
現在はどのような仕事をしていますか?その進路についた決め手・きっかけもあわせて教えてください。
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 トーキョーアーツアンドスペースの学芸員です。展覧会の企画運営、公募展や公演などを開催するなど、国内外の若手・中堅アーティストの活動を支援しています。前職では私設のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)に勤めていましたが、公的機関の取り組みにも興味をもちました。アートの社会的な役割とその重要性を提示することに今後も貢献したいと思っています。
在学中は、どんな学生生活を過ごしていましたか?
ある授業で、AIRのディレクターと滞在アーティストのお話を聞くことがあり、そのことが私のその後の人生を大きく変えました。AIRとは、アーティストが普段の環境とは異なる場所に滞在しながら、創作活動に集中できるように支援する事業なのですが、こんな魅力的な仕組みがあるのか!と興奮しました。授業後すぐに、ゲストに来てくださったAIRに連絡し、ボランティアをさせていただきました。その後もインターンをしながら、すっかりAIRの仕事に魅了され、大学院の研究対象にもしました。
クリエイティブ・プロデュース表現領域に進もうか迷っている受験生に、ひとことメッセージをお願いします。
さまざまな分野で活躍されている先生、個性豊かな同級生たちとの出会いは、新しい世界を知るきっかけをつくってくれます。学部と修士の6年間は、知らないものに触れれば触れるほど、視野が広がっていくと同時に、遠いと思っていた世界が近づいてくる、そんな体感が続く貴重な時間でした。みなさんにもアートを介した素晴らしい出会いがたくさん待っていることでしょう!
チェコArtCampの様子
チェコArtCampの様子
チェコArtCampの様子
チェコセンター報告会でのプレゼンテーションの様子
TransCultural Exchange Conference 2018「マイクロレジデンス」についての研究発表(ケベック)
AP2年生を対象に行われた、トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)における学外授業