現在はどのような仕事をしていますか？その進路についた決め手・きっかけもあわせて教えてください。

女子美術大学杉並キャンパス内にあるギャラリー「女子美ガレリアニケ」で学芸員をしています。卒業後は語学留学に行く予定でしたが、コロナの影響で夢を諦めなければならず進路に迷っていたときに日沼先生から声をかけていただきました。当時は、自分が学芸員として働くことをまったく想像していなかったため不安な気持ちで一杯でしたが、機会をいただいたのなら挑戦するべきだと思い学芸員として働くことを決めました。そのおかげで、学生時代にお世話になった南島隆先生の退職教員記念展を担当させていただき、学芸員として成長した姿をお見せすることができました。

在学中は、どんな学生生活を過ごしていましたか？

時には笑ってふざけて、でも一つひとつの課題に真剣に向き合う、そんな大学生生活でした。決して真面目な学生ではありませんでしたが、自分の好きを追求して作品を作っていました。一番印象的に残っているのは、宇部（山口県）での博物館実習です。大学では触れることができない作品や環境に身を置き、学びの多い1週間でした。実習中に誕生日を迎えたのですが、先生方や地元の方、APのみんなにお祝いしてもらい本当に幸せな思い出ができました。家族のような、姉妹のような……本当に温かい環境で学ぶことができた4年間で、今でもAPのみんなは、会うと学生時代と同じように盛り上がれる大切な仲間です。

クリエイティブ・プロデュース表現領域に進もうか迷っている受験生に、ひとことメッセージをお願いします。

一人ひとりの個性を大切に育み、飛躍させてくれる場所です。何がやりたいか明確には決まっていないけど、自分の好きを追求し形あるものを創りたい。最高の仲間と出会いたい！そんなあなたなら、クリエイティブ・プロデュース表現領域で実りのある学生生活を送れること間違いなしです！